オソレナガラ クライマックスシリーズ中継
だと言うことは知っている。
では伺おう。
今現在、
日の丸を背負わない
スポーツイベントで、
一同に３万人以上
集めるイベントは
他にあるだろうか。
競馬のG１レース、
くらいではないか？
日曜日の午後。
NHKの地上波では
ゴルフを中継していた。
BSに追いやられた。
リーグ優勝チームとして、
負けられないソフトバンク。
リーグ３位から、
下克上を狙う日本ハム。
日本ハムは、
注目の大谷を先発させ、
必勝態勢。
２回に大谷が
ソフトバンクの一気呵成の攻撃に、
４失点を喫し、
いきなり劣勢に
追いつめられる。
３番陽、４番中田が抑えられ、
反撃は厳しさを増す。
だが、
３回から立ち直った大谷を
中心に、じわじわと追いつき、
延長戦に持ち込む。
とはいえ、
引き分けでも、シリーズ敗退が
決まる追いつめられた状況の中、
ソフトバンクの守護神
サファテを打ち込み、
延長１１回についに勝ち越し。
こんな劇的な試合が、
地上波で選択できない事実。
もし、日本ハムが
日本シリーズに進出すれば、
の直接対決が
期待できるだけに、
かなり、注目度の高い
シリーズであるにも関わらずだ。
パ・リーグはまだいい。
問題は、セ・リーグだ。
巨人×阪神を中継した日テレの対応。
地上波で中継したは、したが、
１９：００〜２１：００の
たった２時間。
そんなに
映画「ひみつのアッコちゃん」が
視聴率を集められると
踏んだのか？
大人の事情か。
※新番組ドラマの主演
綾瀬はるか主演の映画だった。
ジャイアンツの敗退の危機、
巨人ファンは減少し、
いまでは、球場内のオレンジ色は
少数派になりつつも、
未だに東京ドームは、
赤や、黄色のファンを飲み込み、
５万人を集客できる。
にもかかわらず、
興行成績もぱっとせず、
一般の人には、
その制作や公開すらも、
ほとんど知られていない
映画の為に、
巨人×阪神の終盤戦は、
BS日テレに追いやられた。
レギュラーシーズンなら、
それでもいいだろう。
しかし、
自社のお抱えチームの
シリーズの危機に
この扱い。
本来なら、
クライマックスシリーズ全戦を
地上波でフルで生中継されても、
しかるべきコンテンツ
なのではないか。
こういう、状況から、
日本人の心はスポーツからはなれていく。
これから、オリンピックを
開催しようとしている国で、
人心をスポーツから、
遠ざけてどうする。
６年間、この日本では
スポーツ漬けでも
やり過ぎではない。
にもかかわらず、
伝統あるプロ野球も、
この状況では、
今から、６年後が心配だ。
他の国は、
「国を挙げて」
スポーツの強化を
はかってくる。
莫大な国費をかけて、
国によっては
憲法をも度外視する。
それには、大きな理由がある。
日本はまだまだ
「スポーツの持つ力」を
甘く見ている。
スポーツで、
世界一になる。
世界一であり続ける
ことが、その国とって、
経済にも
暮らしにも、
大きな影響を
与えることを、
もっともっと、
国民は認識をした方がいい。
少なくとも、
日本シリーズの中継は、
地上波で、しっかりと行うべきだ。
２０１０年の
中日×ロッテの時のような、
テレビ中継なしなどという、
笑えない状況だけには、
ゆめゆめ、しないように、
くれぐれも。
